いまさら読書『冷血』

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いまさら読書
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こんにちは。めいです。
きょうは、いまさら読書をお送りします( ・`ω・´)

「いまさら読書って何?」という方は、こちらの初回の記事をご覧ください(●´ω`●)↓

きょう取り上げるのはこちら↓

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トルーマン・カポーティ『冷血』です。

めいによるうろ覚え解説『冷血』

それでは、うろ覚え解説からやっていきましょう。

  • カポーティ
  • 『ティファニーで朝食を』の人
  • 殺人犯の話

以上です(・ω・)
『ティファニーで朝食を』も内容をよく知らないんですが、ミステリーとかではなかったはずなので、だいぶ振れ幅の広い作家さんだなという印象ですね( ˘ω˘)

感想

それでは、正確なあらすじをまとめた後、感想を書いていきましょう( ・`ω・´)
今回は、気になったことは特にありませんでした。

正確なあらすじ

1959年11月14日。カンザス州ホルカムに住む裕福な一家四人が惨殺された。
約1カ月半後に捕まった殺害犯は、被害者たちとはなんの面識もない2人組だった。
恨みも、関わりすらもなかった4人をなぜ殺したのか?
6年にわたる綿密な取材で描き出すノンフィクション。

感想①詳細過ぎて怖い

テーマ自体も一家四人殺害事件と恐ろしいのですが、私は書き方のほうにもっと恐怖を感じました。
書き方が不気味なほど緻密なんですよね。まるでその場にいたように書かれています(; ・`ω・´)
想像で補っている部分ももちろんあるのだと思いますが、圧倒的な取材力を感じますし、執念というか、執着すら感じました。

被害者家族の視点、犯人たちの視点、警察の視点、近隣住人たちの視点と、事件に関わるさまざまな人たちの視点を効果的に切り替えて事件をリアルに描いていくのもめちゃくちゃうまい
次はどうなるのかと読み続けたくなります。

書かれていることは事実のはずなんですが、小説的な要素も感じました(●´ω`●)

感想②『カポーティ』と併せて見ると面白さアップ

『冷血』を読んでいると、「何だか引っ掛かる」と思う部分がいくつか出てきます。

そもそも、操作状況をどうやってこんなに詳細に調べられたの?
死刑囚に直接、しかもこんなに詳しく話を聞くなんて、一体どうやってやったの?
ペリーに同情的に書かれている気がするのはどうして?
こんな感じです。
あとは、裁判から死刑までを描いた4章が何だか不自然なんですよね。
3章までは、かなり抑えてはいるものの、端々に著者の感情みたいなものが感じられたのですが、4章でそれが消えるように感じます(; ・`ω・´)

この辺りの違和感は、映画『カポーティ』を見ると少し解消されます。

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こちら、『冷血』を執筆中のカポーティを描いた映画となっています。
主演のフィリップ・シーモア・ホフマンがカポーティを怪演してます(;^ω^)
彼はこの作品で、2006年アカデミー賞主演男優賞を受賞しているのですが、「そりゃあそうだろう」という仕上がりです( ; ˘ω˘)

事件についてどんなふうに取材したのか犯人たちとどんな関係性を築いていたのかを描いているので、私が挙げた上記の疑問についてはかなり理解できました。

今では倫理的に絶対に無理だろうっていう感じの手法で取材していて時代を感じましたね。
あと、カポーティとはどういう人だったのかというのも分かって、より理解が増しました。
巧みな話術と不思議な存在感で人の心に入り込むことに長けていたカポーティ。
ペリーとどんどん接近していく様子にハラハラしました(;´Д`)

本をさらに楽しみたいという方は、こちらもぜひどうぞ(●´ω`●)

おわりに

きょうは、いまさら読書として『冷血』をお送りしました。

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かなり長くて内容が濃い本なので、読み切るのには根気が要るかもしれません(^_^;)
でも、一度読み切ってから『カポーティ』を見るとかなり楽しめるので、ぜひセットで挑戦してみくださいね( ・`ω・´)

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きょうはこれでおしまいです。
また来てくださいね!

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