いまさら読書『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』

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いまさら読書
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こんにちは。めいです。
きょうは、いまさら読書、更新です。

「いまさら読書って何?」という方は、こちらの初回の記事をご覧ください(●´ω`●)↓


きょう取り上げるのはこちら↓

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フィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』です( ・`ω・´)

めいによるうろ覚え解説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』

それでは、うろ覚え解説からいってみましょう。

  • SF

以上です(; ・`ω・´)

うろ覚えもなにも、タイトルとSFであるということしか知りませんでした(;´∀`)
このカテゴリーの趣旨にぴったりですよね( ˘ω˘)
あと、無意識に自伝的小説ばかり読んできたので、完全にフィクションの小説を読みたいという願望も達成されました。

感想

それでは、正確なあらすじ感想をお届けします。
今回も関係ないけど気になったことはなかったので割愛します。

正確なあらすじ

第3次世界対戦後の地球は、放射性物質の灰に覆われ、朽ちていくのをただ待つばかりの世界となった。
生きることが困難になった世界では本物の動物は貴重になり、人々はまるで本物のように動く模造動物を飼育するようになっていった。
また、生き延びられる場所を求めて他の惑星に移住を始めた人間は、開拓の労働力としたり、自分たちの世話をさせたりするためにアンドロイドを造り出す。
開発が進むたびに人間に近づいていくアンドロイドは、やがて主である人間を殺して逃亡するようになるのだった。
人間を殺して逃亡したアンドロイドを始末するバウンティー・ハンター、リック・デッカードは、高額な賞金で本物の動物を買うことを夢見ながら、逃走した5人のアンドロイドを始末する任務に就く。
しかし、アンドロイドと対峙するうち、リックはある疑問を抱くようになり・・・。


1968年出版の書籍なのですが、人間が造り出したアンドロイドと人間の対峙という構図は、AIと人間の対峙を予言しているようにも思えます( ・`ω・´)
作者のディックはかなり先見の明がある方だったのかもしれませんね(●´ω`●)

感想①もうちょっとkwsk

出版されていて、しかも名作と言われている作品に対してこんなこと言うのもどうかと思ったのですが、あえて言いたいと思います。

もうちょっと詳しく書いてくれんかね(; ・`ω・´)?

本編の長さの割に設定が壮大過ぎて、伏線が回収しきれていないような気がしました(^_^;)
読み終わってからも「結局こいつは何なんだ?」みたいな疑問が残って、すっきりはしません(´・ω・`)

「全部解決!すっきり!!」みたいな小説が好きな方にはあまり向かない小説かもしれないなと思いました。
個人的にはマーサー教についてもうちょっと書いてほしかったですね(・ω・)

感想②人間は無意識に傲慢だ

リックは、アンドロイドを始末するうち、
「アンドロイドと人間の違いは何なのか」
ということに疑問を持ち始めます。
人間とほとんど見分けのつかないまでになったアンドロイドを殺すことに罪悪感を覚え始めるのです。
これって、「牛と人間の違いは何なのか」みたいな問いと同じような意味だよなと思いました。
私たちは屠殺をかわいそうと思う一方で、平気で牛肉を食べているのです。

この本の世界では、アンドロイドを造り出したのは人間です。
人間のために働かせ、利用し、人間にとって不都合になったら始末するようになりました。
これは要するに、人間にとって都合のいいように、人間が勝手にアンドロイドの生死を取り扱っているということです。
よく考えたらめちゃくちゃ傲慢ですよね、これ(; ・`ω・´)
でも人間は、それが正しい姿であると思って疑いません。

これは小説の世界の中だけのことではなく、現実の世界でもそうですよね(´・ω・`)?
例えば、人の暮らす所に下りてきてしまったイノシシなんかは、人間の都合で射殺されてしまいます。これも傲慢といえば傲慢です。
さらに、それを見て「殺してしまうなんてかわいそう」と勝手なことを言う人間もいます。
これだって結構傲慢じゃないですか?
だって、こんなことを言うなんて、人間の判断で生かしておいてあげられると無意識に思っていますよね(; ・`ω・´)?

ある生物の生死を人間が決めていいと無意識に思っている。
これは人間の無意識な傲慢さだと思いました。
この小説ではアンドロイドと人間という構図でそれが描かれていますが、結局、いつでもどこでも、どんな世界になったとしても、人間は無意識に傲慢なのだと思いました。

ただ、このことに気付いたからといって、私はこれからも牛肉を食べることをやめないでしょうし、ゴキブリは容赦なくたたきつぶすでしょう。
でも、自覚していたら少しは世界の見え方が変わるのかもしれないと思いました。

おわりに

きょうは、いまさら読書としてフィリップ・K・ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』をお送りしました。
この小説は『ブレードランナー』というタイトルで映画化されています(*゚∀゚)

1982年の映画だそうで、どんなふうなのかかなり気になりますね(; ・`ω・´)
よければこちらも見てみてくださいね(*´ω`*)

きょうはこれでおしまいです。
また来てくださいね!

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